研究紹介
Mission
筋機能と身体動作の関係を明らかとし、筋骨格系の患者や高齢者の動きを改善させるためのリハビリテーション技術開発を行っています。
Research Theme
シミュレーション解析による高齢者の姿勢制御研究
順動力学解析手段を用いて高齢者の姿勢制御をシミュレーションし、加齢変化に伴う外乱応答能力の低下の原因を調べています。
高齢者を対象とした膝関節機能障害に対する予防トレーニングの開発
変形性膝関節症を発症する前でも膝関節に痛みや機能障害を有する高齢者は多く、早期の段階での機能障害予防を検討しています。
関節ストレスの検討
運動計測結果から、関節にかかるストレスを求める研究を行っています。筋が収縮すると、関節の動きを発生させるだけでなく、関節の圧迫力と剪断力が生じます。この筋収縮による関節ストレスを、筋骨格系の逆動力学シミュレーション解析を用いて求める手法を用いて、関節症進行を予防するための治療方法検討を行っています。
Ongoing study
- ・シミュレーションモデルを用いた同時収縮の解析
- ・姿勢制御における股関節戦略と足関節戦略の運動力学的違いの検討
- ・筋力トレーニングによる関節浮腫の変化
- ・膝関節前部痛に対する治療法の検討
- ・歩行時の脛骨大腿関節内側部に生じる関節ストレスと機能障害の関係性検討
- ・脛骨大腿関節内側部に生じる関節ストレスを減少させる歩行指導方法の検討
